高校野球 神奈川大会

   報告:若杉 晃さん(野球部OB:53期) 写真:三田芳弘さん(野球部OB:54期)

春の県大会は部員が少なく、湘南学園と合同チームとして戦ったが、夏は1生新入部員
の加入で「新生・平沼」として今大会に臨んだ。

2回戦
「サレジオ」を破って勝ち上がってきた「瀬谷西」との対戦で一抹の不安はあったものの、
互角の試合を展開した。激闘・死闘・熱闘と延長14回を制し新しい「力」が甦った。

2回:瀬谷西は2長短打で1点を先取。
3回:平沼は高橋の意表をついた3盗が悪送球を誘い同点とした。
6回:2死2・3塁に小坪の2塁打2点差に広げたが
9回:瀬谷西は中軸打者の3連打で同点とした。平沼は投手の梅村が必死に切り抜けた。

延長に入り両校ともに決定打が出ずに淡々と回を重ねたが、
14回:平沼は2死から3番早川が左中間に3塁打を放ち、さらに4番渡辺は左前にサヨナ
ラ打で死闘を制した。

瀬谷西の投手市川、平沼の投手梅村はそれぞれ200球に届く熱投は、勝るとも劣らな
い好投を演じた。又両校の中軸打者の活躍も際立っていた。
特に、平沼の1番高橋は3盗塁を記録して俊足をアッピールした。
久々の母校野球部の快挙に、小田原球場に応援に駆けつけたOBも満足したと思われる。
小田原球場(7月15日)
横浜平沼 延長14回サヨナラ勝ち!!
   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14  H E               
 瀬谷西  0 1 0 0 0 0 0 0 2 0  0  0  0  0 3  7 2
 横浜平沼  0 0 1 0 0 2 0 0 0 0  0  0  0  1 4 11 1
 
 
 
 
3回戦
試合開始前から梅雨空から小雨が降り始めた。

1回裏:横須賀は鋭い打球を外野の左右に放ち、3点を先取。
2回表:すかさず平沼の反撃は渡辺を先頭に相手投手池田の制球難に乗じて3点を入れ、
同点とした。
5回:横須賀は新村の適時打で2点、
6回には上位打線の爆発で4点を加えた。一方の平沼は出塁はするものの決定打にいたら
ず、再三のチャンスを走塁ミスで自滅した。
8回:勢いに乗る横須賀は、捕手宇佐美が右中間にサヨナラ・コールドゲームの1点を放ち、
新生平沼の「夏」は終わった。
平塚球場(7月19日)
力及ばず 8回サヨナラ・コールド
   1 2 3 4 5 6 7  H E            
 横浜平沼  0 3 0 0 0 0 0 3  7 2
 県横須賀  3 0 0 0 2 4 1 10 10 0
 
総評
新生平沼はこの夏の大会に単独のチームとして出場した。
メンバーは3年生2名、2年生6名、1年生8名 合計16名
主将の3年渡辺がよくチームを引張った。しかし主力のバッテリーと外野陣は2年生
この実績を糧に、更に力を付けて欲しい。

投手梅村は左腕、独特なフォームからのストレートに磨きをかけよう。
捕手早川も打線の中軸を任されて、自信を付けたであろう。
外野を守る、高橋は俊足を誇り1番に最適。
但し、
「走」3回戦での幾つかの走塁ミスは、先の塁を狙う意欲も良いが結果として「凡走」「暴走」と
なるので試合の流れ、状況判断が大切である。
「守」野手全体にボールを体の正面で捕球する基本が守られずに、目に見えないエラーが
再三見られた。
「攻」打撃については、横須賀の打線と比べて力負けの感がある。
全体的に鋭い打球にかけていた。(バットスィングは何時でも何処でも一人で出来る)

大勢の「父母会」・OBが遠路小田原・平塚球場へ応援に来ていただきました。
皆さんは『秋』の大会に期待しています。 頑張れ平沼球児!!