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【連載42】芸術至上主義作曲家~絶滅危惧種~の音大回想録
プロフィール
東京芸術大学作曲科卒業。
故・石桁真礼生、故・松村禎三、浦田健次郎の各氏に作曲を師事。
故・黛敏郎氏に管弦楽法を師事。
在学中に《弦楽四重奏のための前奏曲》が日本音楽コンクールに入選。
《Prominence》がシルクロード管弦楽コンクール(テレビ朝日、エネスコ主催)入選。
《春に酔う~ソプラノとピアノのための》(ペルシャ古典詩より、岡田恵美子・訳)が第22回日本の音楽展作曲賞受賞、JFC楽譜出版。
代表作品
『ルバイヤート交響曲』(塚田京子:ソプラノ、東京フィルの初演)
序曲『鎌倉』(鎌倉女学院百周年委嘱作品、神奈川フィルの初演)
交響詩『鎌倉の四季』(鎌倉女学院百十周年記念委嘱作品、神奈川フィルの初演)
89年より現在まで、岩波映画製作所(現在U N Limited)今泉文子監督の音楽スタッフを担当。
「科学する心一中谷宇吉郎の世界」(科学技術映画祭・科学長官賞)、「コテッジ・ホスピス」(同・総理大臣賞)、
「十歳の君へ命の授業」(日野原重明「いのちの授業」文化庁映画賞・文化記録映画優秀賞)等、多数受賞。
最近ではライフワークのオペラに於いて、日本的な題材を取り扱った作品《MABOROSI~オペラ源氏物語~》(作劇・林望)を作曲。
地域に密接した音楽活動の一環として、YAMAHA大人の音楽教室に於いて〈わいわい&サンデーオーケストラ〉を指揮。
ピアニストとして、バイオリニスト・安田紀生子とタンゴマドンナを結成。
ピアソラ作品を中心に各地のライブコンサートに出演中。
武蔵野音楽大学非常勤講師(作曲理論部)
中央大学法学部非常勤講師 音楽B(一般教養科目)、基礎演習(舞台音楽の研究~オペラ、ミュージカル、歌舞伎への誘い)を担当。